ゆるかかと歩き(ネイティブウォーキング)について

ゆるかかと歩きとは

ゆるかかと歩き(ネイティブウォーキング)の特徴

足をただの二本の棒のように捉え、交互に前に動かせばとりあえずは歩くことができる。そう考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし実はそうではなく、足にはその骨格の構造上、無理なく負担を最小限にし進むことができる、理に適った歩き方がちゃんと存在するのです。

このことを専門的には、生体構造力学(バイオメカニクス)と言います。

足の骨は56個(種子骨含む)もあり、人体の全ての骨の約1/4もが集まっています。

そして歩く時には、その全ての骨がどう連動しながら動くのか、決まっているということになるのです。

そのことを私たちは、生まれ持った生来の歩き方としてゆるかかと歩き(ネイティブウォーキング)と名づけました。

本来は考えるまでも無く本能的に、自然に理に適った歩き方ができていたはずなのですが、靴などファッションの影響や、スポーツでの動きの影響などで、現代人はそれが、崩れてしまっている方が多いのです。

その理に適った、生まれ持った歩き方(足の使い方)ができなければ、そのせいで足が痛んだり変形したり、不安定になったりしていき、それが全身にまで影響を及ぼします。

アメリカ足病医学

この私共の提唱するネイティブ ウォーキングの理論的なベースは、アメリカの足病医学にあります。

アメリカは足に対する医療が発達し、一万人を超える足専門医(フットケアポディスト)が活躍する国です。

そこで確立された治療の理論を、歩き方の改善という予防の現場で取り組みやすいようにしたものがゆるかかと歩き(ネイティブウォーキング)

具体的には「屈曲感覚歩行」「二軸感覚歩行」というのが、理論の柱となっています。

このように理論的な背景が、はっきり明らかになっていることに加え、体に悩みを抱えている皆さんがどう間違えていて、どの手順でお教えすればスムーズなのか等を考えられた、習得に当たって実際的なものとなっています。

また、なんとなく健康に良い、というような漠然としたものではなく、皆さんが習得されることで、外反母趾や様々な足の痛みはもちろん、腰や肩などの全身の症状に対してまでも、明らかな改善を実感できることが、大きな特徴と言えます。

屈曲感覚歩行

「地面を蹴って歩きましょう」や、「足を美しくみせるために、ヒザを伸ばして歩きましょう」等と聞くことが多いと思いますが、この歩き方を「伸展感覚歩行」といいます。

これに対してゆるかかと歩き(ネイティブウォーキング)は、ヒザを柔らかく抜いて使う「屈曲感覚歩行」スムーズな重心移動を可能にし、驚くほど足が軽くなります。

二軸感覚歩行

骨格自体が元々、足と足の間(歩隔)は空いているものなので、自然に歩こうと思えば、一直線上を歩くような歩き方は、無理があることが分かります。

ゆるかかと歩き(ネイティブウォーキング)では、線を跨いだ状態をキープして歩く「二軸感覚歩行」

その自然な歩き方が、全身の状態の調整に繋がります。

代表的な、やってはいけない歩き方

一般的に知られていることとは違うことも多いですが、生まれ持った自然な歩き方を目指すゆるかかと歩き(ネイティブウォーキング)にとって、以下のような歩き方は、修正すべき問題点といえます。

①地面を蹴って歩きましょう、は ×
蹴らなくても前に進むことができる、自然な歩き方を身につけましょう。

②大またで歩きましょう、は ×
大またでも小またでも無く、あなたの骨格にあった、自然で適正な歩幅というものがあります。

③拇指球(親指の付け根)に体重を掛けましょう、は ×
足は内側に「土踏まず」があるぐらいなので、歩くとき使用するのは基本的に足の外側のイメージです。

④ヒザを伸ばして歩きましょう、は ×
ヒザは伸び切らせていると、過伸展(反張膝)という障害を発生します。

⑤足指を使って、地面を掴むように歩きましょう、は ×
歩行時の自然な動きの中に、掴むという動作はありません。

⑥一本線の上を歩くように足を運びましょう、は ×
人体の骨格から見ても、一本線の上を歩くのは、負担無く自然であるとは言えません。